IT系やデジタル関連の興味からも「未来予想」とか「未来予測」の類は大好きです。
次はどんなテクノロジーが出てくるのかな?や何が大きく変わって行くだろう?に興味津々です。
そんな中、総務省のHP上に面白い情報を見つけたので読み込んで記事にしながら色々と妄想しながら
予測して見ます。
2030年代に実現したい未来の姿と実現に向けた工程イメージ
情報通信審議会 情報通信政策部会IoT新時代の未来づくり検討委員会とりまとめ案
(『未来をつかむTECH戦略』)より
前回は2030年代に実現したい未来の姿(人づくり) 「I:インクルーシブ」について解説しました。
2030年代に実現したい未来の姿(地域づくり) 「C:コネクテッド」
C:コネクテッドとは地域資源を集約・活用したコンパクト化と遠隔利用が可能なネットワーク化により
人口減でも繋がったコミュニティを維持し、新たな絆を創る「コネクテッド(連結)」の社会
- 自治体:どこでも手続き
- 健康医療:いつでもドクター
- ツーリズム:時空メガネ
- 公共交通:クルマヒコーキ
- 防災:あちこち電力
自身の予想も含めて解説します。
自治体:どこでも手続き 【実現度:⭐️⭐️⭐️】
要素:24時間受付のネット窓口が当たり前となり、画面をさわると現れる忠実で有能な執事ロボットが
お役所イメージを刷新。
この分野は間違いなく進化しますね、少し思惑とズレるのはお役所存続が前提議論になっていますが
マイナンバーにて個人認証が進む事でネット上で実現出来ることで、事務所のために赴くと言う行為
事態が合理化出来ればと思います。
またもう少し、もう一歩進んで
「オンラインなのにまだ紙出力?」
この部分は環境整備(省庁横串連携)も含めて進んで欲しい所です。
健康医療:いつでもドクター 【実現度:⭐️⭐️】
要素:家でも街中でもインプラント端末やセンサーで健康管理をサポート。異変があればAIで簡単な
診断を行い、専門家が早期に早期に超低侵襲治療。
この分野は既にテクノロジー(技術的)には可能な所までは来ているでしょう。後は既得権益との調整
リモート対応等で専門家不足の場合はAIに…とは言うのは簡単ですが、技術論よりもバック組織との
調整に難航することは避けられない感じです。
これは国内ではまだまだ時間かかりそうですが、海外が先に進みそうですね。
ツーリズム:時空メガネ 【実現度:⭐️⭐️⭐️】
要素:歴史のある観光名所など、ARで好きな時代の風景を再現。音や香りなども再現することで
より感動的な体験に。
香りの体験や再現には今後の技術進化に期待しますが、その他については既に確立しています。
ただしこれを、国や自治体が主で進むのか民間がそれぞれで進むのかによっても進捗度合いや製品出来
栄え(クオリティ)に違いが出そうです。
税金を注ぎ込んでまで実現すべきか?予算のある所が民間と進めるか?難しい判断ですね。
先の「子ども:パノラマ教室」のコンテンツとの合わせ技であれば実現可能な気がします。
公共交通:クルマヒコーキ 【実現度:⭐️⭐️】
要素:自動運転の空陸両用タクシーが近中距離の輸送手段に成長。過疎地や高齢者・障害者の足となり
事故や渋滞も大幅解消。
実はこれらの技術導入は昭和時代の予測からすると既に導入していた内容です。
それでも今現在遅れていると言うことは技術的な課題よりも違う所での影響が大いにありそうです。
やはり海外が先で数十年遅れて日本が導入になりそうな分野です。期待はしたいがまだまだかかりそうな予感
防災:あちこち電力 【実現度:⭐️⭐️】
要素:超大規模な災害が発生しても、ワイヤレス給電などあちこちで電力確保。決して途絶えない通信で
避難誘導や安否確認に威力発揮。
通信系に関しては既に確立しています、衛星通信などは世界の戦地で活躍していますね。でも国内製で
無いのが寂しいです。
やはり国内では拠点間は有線が基本で、そこから下がワイヤレスになるのかな?
ワイヤレス給電に関しても、発電と併せて蓄電技術の向上が鍵になろうかと、ここは間違いなく進んで
いますね。研究開発が待たれます。
この分野「地域づくり C:コネクテッド」については技術革新と言うよりも既得権益や規制や制度の問題
になるので、少しややこしくなります。
少し寂しいですが、期待と裏腹にもう少し時間がかかる気がします。
先ずは外国が先陣を切って遅れて日本が追従する感じでしょうね。
次のテーマ産業づくり C:トランスフォーム」につづきます。