お客様先でシステム相談を進める中で、結構な確率で議論が頓挫する事が多々あります。
「FAX課題」です。

前回は行政や金融機関など中々進まない「脱FAX」は個人や一企業レベルでは無理
「脱ハンコ」や「脱フロッピーディスク」の時もそうでしたが
大臣クラスの方のイニシアティブ(主導権)や発言力に期待したい所です。
河野太郎デジタル大臣期待しております。

今回はデジタル行政やお国が目指す方向から探って見ます。
何らかの糸口が見えてくるかもです。

対話型AIに「FAX廃止が出来ない状況や課題について」聞いて見ます。

書面の信頼性と感覚的な安心感

書面の物理的な確認でFAXは受信後、物理的な紙として出力されるため、視覚的・物理的に文書を
確認できるという安心感があります。特に重要な書類や確認が必要な文書において、この感覚が
重要視されることがあります。

インフラや技術的な制約

技術的なサポートの不足、中小企業や地方の事業者では、最新のIT技術やデジタルツールを導入
するためのリソースやスキルが不足している場合があります。その結果、FAXの方が簡単で
信頼性のある方法として選ばれることがあります。

既存の業務プロセスの維持

業務フローの一部としての定着: 長年にわたってFAXが業務フローに組み込まれている場合
そのプロセスを変更することが大きな負担となるため、現行の手法を維持する方が簡便で
あると判断されることがあります。また、全ての取引先や関係者が同じデジタルツールに
対応しているとは限らないため、共通の手段としてFAXが使用されることがあります。

これらの理由から、法的・規制上の要件を超えた実務的な理由や心理的な要因によって
FAXが依然として利用されるケースが存在します。

素晴らしい回答です。
要約すると、変わりたくない方、変わらない方々の一定数の反対論があり
全体最適やDX変革においての阻害要因になっている訳ですね。
ここまで来たら、感情論ですので正攻法や時間をかけての説得にはあまり効果はなさそうです。

よくよく考えて見ると、これってデジタル化の際には必ず付いて回る問題と
根っこは一緒ですね。

もしかして「何とか議連」とか「何とか協会」とかが後ろで糸を引いて無ければ良いですが。
これこそがお国を挙げてのDX推進の旗印であるデジタル庁の指導力に期待したい所です。
「2026年までのFAXの製造とFAX使用の業務を停止します」
見たいな無茶振り「FAXヤメレ」の御紋に期待します。