身近な話題として企業さまから「脱Excel」のお話になります。
いわゆる自動化を目的にExcel VBAマクロで作り込まれた仕組みが
担当者異動や退職で継承出来なかったり属人化する内容です。

身近なお客様だけでも同様に聞くと言うことはと
ネットリサーチすると「出てくる出てくる」
これは現実的に「声には出せない社内の課題」と言うケースで悩まれている事が判明

内部要員ロジック

  1. 費用を掛けてシステム外注する程の仕組みでは無いが毎日の業務
  2. 担当本人は前任者から引継ぎただそのまま業務遂行(非効率か否かは別)
  3. 社内PC好きな若手社員が非効率業務を見かねてExcelマクロを作成
  4. 事務担当者からは効率化出来て感謝、感謝です
  5. こうしてExcelマクロ技術を覚えて他業務にも展開

外部要因ロジック

  1. デジタル苦手な上司も最初は合理化は喜ばしい事と称賛
  2. しかしExcelマクロは上司のコントロール範囲を超え増殖
  3. PC担当者は自身の評価や社内体制に不満
  4. PC担当の期待に応えられない社内事情や上司評価
  5. 良くするために活動した内容が逆に壁を作ってしまう

その結果

  • PC担当者は孤立(ひとり情シス)
  • 残ったExcelマクロ群の扱い(継承性や属人化)
  • 社内の小さい問題なので声を大きく上げられない

その結果「Excelマクロ問題の表面化」

これは当然、どこの企業でも多かれ少なかれあるあるですよね

ポジティブな要素としては

今までは自社だけの課題と思っていた事が実は他社も同様の課題認識があったと言う事実です。

もう一つ大きな好材料は

「貴社の課題は貴社だけで無く他社も同じで解決策も持っています」と言う事です。
社内の1担当では社外や周りの情報は中々知る機会が無いです。
なので小さな「村社会だけの問題」と悩みますが、実は「まちに出ると」
同じ悩みの同志がいると言う事です。
これがまさに「まちの総務」発想です。

そこでこの課題に真っ向から向き合い「解決策」を探ります

実は既に「多くの解決策も出ています」
多少語弊もあるかもですが「村社会」内のお悩みは
一見「自社の特殊課題で他社事例は当てはまらない」と言うご意見を伺いますが
もちろん特殊な内容も理解しながらも、良く分解してみると根っ子は同じケースが多いです。

むしろ「自社は特殊」と言うのは「過去からその方法でやって来た」であり
「違う方法を試した事が無い」と言うのが近い感じです。
ひろゆきさん風に言うなら「それってあなたの感想ですよね」的な

御社の業務内容をディスる訳では無く「御社はどちらの方向に進みたいですか?」
が問いかけになります。
もう少し掘り下げると「その特殊内容は御社のコア業務ですか?」です。
仮にコア業務で有れば社内体制から見直すべきです。
しかし、ノンコア業務内の特殊化で有れば汎用的に見直すべきです。

改善策の解答

日本はデジタル化が遅れていると揶揄されていますが
本質のポイントが少しズレている気がします。
ベンダー側(提供側)の技術は飛躍的に向上しています
でも利用ユーザー側はどうですか? この辺がズレ感です。

これはクラウド環境の充実も背景にあります。
それ以前はオープン化とは程遠く、システムもオリジナル開発が主流でした。
そこで技術や実績を積んでベンダー側(提供側)もクラウド環境に於いて
過去のシステム経験を活かして汎用性の部分を抜き出して
格安のパッケージにしたのが「SaaS」の仕組みです。

「村社会」の解決策のひとつが「まち社会」で生まれたSaaS群です。
肌感的には村社会の6割方はSaaSで解決出来るのではと読んでいます。

「デジタル推進サポートプログラム」のご提供

もう一つ残り4割の解決策は「ノーコードアプリの活用」です
これには賛否もありますが、長くなるので次節に続きます。

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