DX課題に向けてのブログやITサポートを行う中
様々な現場ヒアリングや事例、国が求める施策などから
「求める側」「求められる側」のギャップなども含めて
「DX」と言う難解な沸騰ワードを順序立てて解説して見ます。

前回は「DXは「まちの総務」的発想がスタート 」として、
企業の担当者の課題抽出よりDX以前のデジタル化課題がほとんど
その解決策として
「あなたの困ったは既に解決できる誰かがいます」について解説しました

・DXの未来に何を見ているのか?

「まちの総務」としてお悩み解決して終わりではありません。
「あなたの困ったは既に解決できる誰かがいます」
この先には統合化や標準化などが見えて来ます。

デジタル化の次に目指す所

課題の対応策として「デジタル化」の方向が見出せて
既に解決している多くの方のアドバイスを元に、汎用製品が選択され
多くの業務課題が標準化の元に解決して来たと仮定します。

その次に起こる(起こり得る)事を想像して下さい。
ヒントとしてはDXの技術的要素の活用になります。
※DX技術的要素とはクラウド、AI、IoT、ビッグデータです。

想像力を働かせて解説して見ます。

業務が標準化されシステムが共通化された物が
・クラウド上で展開され
・ビッグデータとして集まり
・AIで分析や解析され

インプット&アウトプットが共通化されれば、もう各自人を介す必要ななくなりそうです。
何らかの手段(IoT)でデータを与えるだけで、回答まで自動で導いてくれて
結果が出れば、その結果だけを利用すれば良いわけです。

勤怠管理から給与計算の統合化

マイナンバーカードに企業情報が紐づき、勤怠や各種情報(出張旅費、経費精算)などが自動で
クラウド上に収集され、企業情報にリンクされれば給与計算など自動化され給与振込まで一気に出来そうです。
そこに社会保険や税務情報まで紐付けば諸々の申告までつながります。
ここは、デジタル庁が目指す方向性になるかと思います。期待します

企業間取引(AmazonのB2B版)

企業でのB2Bであれば、Amazonの企業版として企業単位のIDでログインして専用受注システムを
介して受発注を行う事で、生産から発送、請求処理、入金まで一元化出来
行政の会計処理につながれば自動で決算(税金算出)まで自動化も可能になります。

製造業での設備保守IoT(統合化)

製造業などであれば、IoTのために各社がシステム出金するのでは無く
製造装置メーカー側がIoT機器込みで企業に提供して、統合しビッグデータを集めます。
そのデータを集中分析する事で、設備保守メンテまで一括で行う事で
製造業は生産に専念する事も可能です。

未来の進むべき世界ではありますが、これがDXの求める世界感であると思います。
個別最適はデジタル化の範疇です、それらを最新テクノロジーを活用して
統合化して最大効率化や標準化していくのがDXの目指すものと確信します。

国の限られた予算を補助金や助成金など個別最適ばかりに目を向けるのでは無く
DXを旗印に掲げるのであれば、全体最適のDXにも舵取りを行う時期に来ていると感じます。
「レッツDX」

そもそもDXって何?デジタル化と何が違うの
DX化が叫ばれる背景とは
なぜ今「DX」が叫ばれるの?
DXのキモ「エクスチェンジ」のチェンジ前は何?
「DX」を難解にしてしまう原因は?
では何処から手を付けようか?ではDX議論出来ない
DXは「まちの総務」的発想がスタート
・DXの未来に何を見ているのか?