DX課題に向けてのブログやITサポートを行う中
様々な現場ヒアリングや事例、国が求める施策などから
「求める側」「求められる側」のギャップなども含めて
「DX」と言う難解な沸騰ワードを順序立てて解説して見ます。

前回は「そもそもDXって何?デジタル化と何が違うの」として、
DX議論の難しさは、教わる方の現在地点の違いで解釈が変わって来ると言う内容でした。

・DX化が叫ばれる背景とは

今回は少し背景部分にフォーカスして書いて見ます。
なぜ、今「DX」が叫ばれているのかについては複雑に諸々が絡み合うので
一言では言い表せませんがいくつかを例にあげると

  • 技術の進化と普及
  • グローバル競争の激化
  • 顧客ニーズの多様化
  • 政府の支援強化

・技術の進化と普及

何と言ってもこの進化が大きいです。
今までは手の届かなかった内容が技術の進化で身近になったこと

特にクラウドコンピューティング、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、
ビッグデータなどの技術が急速に発展し、これらが企業の業務プロセスに組み込まれることで
効率化や新たなビジネスモデルの創出が可能になりました。

・グローバル競争の激化

今までの国内消費だけでは勝負できず、国際市場がライバルとなり競争が激化して来ております。
世界戦としての迅速な意思決定や市場への対応、効率性の向上させる手段としてDXが重要視されています。

・顧客ニーズの多様化

B2B、B2Cにおいても消費者の期待やニーズが多様化して、個別化される傾向が強まっています。
デジタル技術を活用することで、企業は顧客データを分析し、よりパーソナライズされた商品や
サービスを提供できるようになります。

・政府の支援強化

やはり国の施策は大きいです。GAFAMをはじめとするビックテックに完全に周回遅れの日本ですが
巻き返しを図るために政府や規制当局がDXを推進し政策や支援を提供しています。
「デジタル庁」の設立や「デジタル田園都市国家構想」など、DX推進に向けた取り組みが行われています。

これらの要因が重なり合い、企業や社会全体がDXを推進する大きな流れを形成しています。
DXは単なる技術の導入ではなく、ビジネスモデルや業務プロセスの変革を通じて、競争力を強化
し、持続可能な発展を実現するための重要な戦略となっています。

官民総出で遅れた日本社会経済を取り戻すために「デジタル変革」を旗印に
「DX推進」をしている状況です。