個人的にクラウドウオッチャーとも言える程「クラウド」の可能性には早くから
注目していました。クラウド黎明期よりお客様対応は完全なるクラウドサーバー
&クラウドサービス一本で進めて来ました。
クラウドの最大の功績である「ノーコード」について前回書きました。
この章では「ビッグデータの価値」についてです。
先日、お客様先で「クラウド」についての質問をした所
- サーバーを社内では無く外部に置く事で運営が楽になった
- 高額な社内サーバーを購入する必要がなくなった
この辺は一般論としての「クラウド価値」になり正しいと感じる一方
私自身はPC登場やインターネットの発展と同じ位に価値のある
もの凄い発展の未来に向けた革新的な発展と捉えています。
それが「ビッグデータの価値」の恩恵をサポートするクラウド技術と
考えております。
なぜ「クラウドがビッグデータの価値に?」
お客様との会話の中で「点と点が線でつながりました」
現在「まちの総務サービス」の一環で「企業向けデジタル推進サポートプログラム」にて
Excel系台帳業務の「ノーコードツール移行教育」を複数社行わせていただいております。
その中の気付きで、みなさんの課題は「脱Excelで業務の効率化」を目標にしておりますが。
研修の一環でDX研修も行う中で、単にツールの置換(Excelからkintone化)だけでは無く
システム設計(データ構造)やデータ利活用のお話もさせていただいており。
その際に「過去データ活用していますか?」と問うと
殆どが活用出来て無い一部している程度にとどまります。
データオタクの私から見ると「大損失」と感じる部分であり。システム化(手段)よりも
大切で、逆に「データ分析」無くしてシステム化の存在意義はあり得ない位に感じております。
例
- 加工設備のデータで有ればビッグデータで設備のコンディションが分かる、メンテ時期や異常前状態が分かる。
- 計測器校正で有れば、数年のデータと傾向が分かれば校正時期の妥当性(延ばす縮める)のエビデンスになり校正コスト削減につながる
- クレーム情報は過去データをパレート図で管理する事で対策優先順位や過去トラブル検索にて対応策が明確になる
- 勤怠管理を分析すれば無断欠勤や遅刻の多い人や課題がデータで表面化して具体的対応策が立てやすい
この様にビッグデータ活用例を上げるとキリがありません。
研修の際にこの様なお話をしますと皆さん「目をキラキラさせて」理解はしていただけます
が、その次の実行段階には進めません。話が飛躍しすぎたり、担当分野を超えていたり、
それは私の仕事では無い的な所で収束してしまいます。
まあ現場の意見は尊重しつつも
今回の話題としては「ビッグデータの価値」になります。
理想の社会や担当者から見ると「この内容は私が行うのでは無く、これをサービスしてくれ
れば使えるね」これが現場の意見かも知れません。
担当の職務としてデータインプットは致します、後は対応策についてはコンピュータ側で
導いて下さい。我々が求めているのは「判断と回答です」………これは真理ですよね。
ビッグデータ分析が必要なのは理解しています、優先順位や対応策分析が必要なのもわかり
ますが、本当に必要なのは分析でも作戦でも無く「明確な回答」です。
- 装置データが変な傾向を示していますのでメンテが必要です
- A計測器はデータが安定しているので校正時期を延ばしましょう
- 〇〇クレームも大切ですが1番多い△クレームを対策しましょう
- 過去データから顧客回答を自動化しましょう
- 勤怠管理も対応者をピンポイントで対策是正を考えましょう
この様な世の中に進む事がクラウドの恩恵で「ビッグデータの価値」になりますが、まだまだ
企業自体が他社とはライバルでデータ連携などは拒否反応もあろうかと思います。
この辺は秘匿データと共用データはしっかり分離する必要はありますが、データが集まる仕組
みが確立出来て、集まったデータの有益なサービス提供が可能になればユーザー側が単に利用
する側で共通設備などの状態管理はクラウド内(メーカー側や外部保守チーム)が監視してく
れれば良い訳です。
これがまさに「まちの総務」が考える横串サービスの内容になります。
そこから紐解きますと
Excelではなし得ない未来でのノーコードツールによるデータのクラウド化によってデータ
の価値が高まり、ビッグデータ側はまちの総務的な立場で回答まで導き
現場の担当者は回答に従い業務を遂行するだけに専念
この様な近未来が描けると確信しております。
これも既に近い場所まで来ております、数年後には何も意識せずに「AIから対応指示」が出て
現場では一環したサポートが行われていると思います。
その辺を総じて「クラウド恩恵によるビッグデータ価値」と言えると思います。
是非とも同じ方向を一緒に語れる同士を求めています。
一緒に次の一歩を目指しましょう。
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