IoT言う言葉が「バズワード」では有ります。

「IoTケーススタディ研究会」を発足させてお客様とのコミュニケーションから得た情報を元に考察してみます。

前回、企業内のシステム担当者と経営者の進まない議論
「社内システムのオンプレミスvsクラウド化議論」についての続編です。

心配のタネは、情報の漏洩やセキュリティ問題に尽きます。
経営者の気持ちも解ります(あくまでも気持ちだけです)

・自社内のサーバーが有れば、外部との遮断が可能です
・初期投資(サーバー代金)だけで月額経費が不要

こんな所ですかね。
細かく言うと情報の持ち出し・・なんてのも有りますがこれは管理の問題で運用とは別の本質議論では無いですね。
「外部のアカの他人に任せるより社内に置いておけば安心」と言う思考ロジックです。

そうは言いながらも
・重要機密?も含むメール等は外部サービス使っています。
・ネットバンキング等は使用して無いですよね。(もちろんタンス預金ですよね)
・自宅や出張先でもデータ見たいとか言って無いですよね
・セキュリティは重要だと言いながらしっかりセキュリティコスト掛けてますよね
・社内でたまたまPC好きな方をシステム担当にして安心して無いですよね

シンプルに提案します。
・クラウドサーバー屋さんはプロです。逆にこのプロ集団会社がトラブル起こせば会社の存続に関わります。
一昔前なら乱立して多少不安は有りましたが、この業界も自然淘汰して責任と実績のある会社が残ります。

例え、トラブルが起こった場合のリスクヘッジは中小企業の素人エンジニアとは訳が違うでしょうね。
それを生業にしている訳で、そのための体制や投資、保険は掛けているでしょう。
そうでなければ、世界中の金融機関システムは破綻します。

もっと言うと、社内のシステム担当のサーバー運用費と心配コストは金額に出難いです。
既にサラリーマン給料制なのでコストは抑えられていると考えがちです。
人件費高騰、忙しく人員が足らない…と嘆く割にこのコストは見過ごされています。

経営者意識が変わるか、経営者が変わるまでこの問題は解決しない
と諦め気味のシステム担当者、一緒に相談しましょう
一緒に良い打開策を見つけましょう。

意外に第三者やプロからの客観的意見に弱いのもこのような経営者です。
一歩踏み出せば
「今となっては懐かしい」そんな時代も有ったねと言う日がきます。