企業研修の事業を開始してから、おかげさまで多くの問い合わせや受注を頂いております。
我々がこの事業を始めた切っ掛けも、問合せ下さる経営者の方も同じ思いかと思います。
「人材=人財」
これは良く聴くワードではございますが。
研修を行う側と受ける側のギャップが大きいと、期待する効果も限定的になります。
この辺を「教育」と「育成」と言う観点から考えてみます。
学生の勉強やスポーツの現場を例に取ると分かりやすいと思います。
私なりの解釈なので誤っていたらご指摘ください。
「教育」とは
勉強で言うと教科書の理解やスポーツで言うと基礎トレーニングと定義します。
即効性は無いです(テストのための勉強はこの場では割愛します)、その時はあまり実感は無いですがジャブの様に後から効いて来ます。
内容まで理解していなくてもキーワードを聞いたことあるだけでも違います。
球技であれば、ボールを扱っているかだけでも違います。
自身や周り(親、経営者、コーチ)は即効性効果が見え難いので焦ります。
「本当に意味があるのだろうか?」
「何のために勉強しているのだろうか?」
「基礎なんてつまらない」こんな感じです。
しかし、学生時代であれば勉強やスポーツで夏休みの努力が秋以降に報われたり、昔学んだ事が社会人になって気付いたり、ボクシングのジャブの様にジワジワ効いてくるのが「教育」です。
「育成」とは
応用力と考えます。基礎が有ってはじめて活きるのがこの応用力です。
「教育」を道具にたとえますと、その道具を如何にして使いこなすか?が「育成」になります。
その使い方を教え⇒自ら考え⇒応用し⇒使いこなす この様なサイクルが「育成」かと
この様に考えると、一見同じような意味合いでも全然違うし、しかし延長線上にある言葉なのかと
「教育=育成」では無く「教育⇒育成」なのだと
この定義を大切にして『企業研修』進めて行こうと考えます。
企業研修のカリキュラムを座学一辺倒では無く、演習だけでもダメです。
座学と演習の繰り返しでINPUT&OUTPUTして行きます。
①座学で基礎内容を理解して頂きます(ここが一番眠いですが・・・
②演習では座学で学んだ知識を事例を交えて応用して頂きます。(これが良く言うワークショップ)手と頭をフル回転します。
①で蓄積(INPUT)②で放出(OUTPUT)その経験が自身の血(知)となり肉となります。
これが基本になります・・・が
しかし、これは社会人であれば初任層になります。
ある程度知識や経験も有る、中堅層以上の方は少しアプローチが変わって来ます。
ある程度知識や経験も有る方に、知識しか無い講師では役に立ちません。
それには、中堅層の方を上回る、知識プラス経験が必要になります。
そうなのです、企業研修を行う上で重要なのは単なる学びの知識だけの講師(頭でっかち)では役に立ちません
それ以上の経験(自身の多くの失敗事例や他社事例、業界事例)を持った人で無いと成り立ちません。
その方々は、企業OBの経験者です。
この企業OBのインストラクターの人たちと出逢えなければこの事業は成り立ちませんでした。
この辺のいきさつは追ってBlogに残しますが・・・
良くも悪くも栄枯盛衰を経験してきた(もちろん失敗を沢山してきた)方々の言葉は重いです。
アイディアや勢いは有る今の世代に、経験と言う知識がプラスされれば鬼に金棒です。
こんな素敵な事業を展開しながら、本業の受注に繋げて行きたい所存です。