政府が提唱する「働き方改革」

働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。

少子化や働き手不足の一環として多様な働き方や長時間労働の是正、処遇の格差是正・・・と業務の効率化を進めています。

政府が進める「働き方改革」、これに対して行政が進める「規制」の数々
ここに翻弄されているのが民間企業で有ります。

運送業もまさに様々な規制に翻弄されています。

行政は「安全で適正な運行管理業務」を順守させるために規制を強化しています
これを実現し守らせるためには様々な監視チェックが必要で

当然、業務執行会社はそのご指示に従い
様々な帳票や日報系のチェック項目記載仕事に日々忙殺されています。

関係者のお話を伺えば伺うほど、
重要では有るけど役に立たない(監視のためのチェック)手書きの資料が多い事

一昔二昔の前のISO取得業務の取得を目的としたチェックシートの再来ですww

私自身もこの件に明快なアンサーを持ち合わせていないので、批判は出来ませんが
いずれにしても、「安全」を担保するためには

チェック機能を「充実」させて「監視」の手を緩めない

と言うのが、今の行政の進め方です。

その事務仕事(付加価値は産まないが必要不可欠)が増えて行き
多忙を極めて、記載ミスも増えて本末転倒・・

そうなると、弊社の様なシステム会社の出番に繋がる訳です。

 

この様な社会の構造体が出来て来ているのですね。

 

と言う事で、この業界の事務系業務のIT化の目的は

「業務効率」では有りません
単なる紙運用の電子化(DB化)運用になります。

目的は「チェック見落としの削減」がテーマになります。

チェック見落としの先には
行政監査での不適合となり、行政指導が待っています。

システム導入の目的が「チェックミスの削減」・・・決して入力ミスの削減ではないです。

システムを作成し提供する側からすると

本来であれば「業務効率化」を目的にし
非効率業務を先ずは分析
出来るだけ自動化し効率化を目指しますが

今回の様な案件は、効率化とは対極にあり
費用対効果が非常に難しく、提案する側も自己矛盾しております。

もう少し進んで、人体認証テクノロジー等が進む事でこの辺の機能の合理化は進むでしょうが
しばらくはこの様な手間のかかる仕組みは残るのでしょうね。

 

この仕組みは業界あるあるの課題で、
多くのトラックやドライバーを抱えている規模の会社では同様の課題にはなっている様です。

逆に言うと、システム化の競合も少ない様です。
(ニーズが明確なのでこれから増えそうですが)

先ずは、この弊社もこの分野をしっかりとキャッチしながら
システムの拡張展開を検討して行きます。

事例と実績を重ねながら業界トップのシステム屋に成長して行こうと思います。

 

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