ITサポートにてお客様企業さまと接する中
つくづく思う事は「サラリーマン」は大変だなと
「お仕事」と言う名の下で結構理不尽な…と言うか
生産性の無い指示仕事(仕事のための仕事)が多いなと言う印象です。

まあ、これも上司からの指示なので仕方ない部分ではありますが
それでも、その仕事って本当に必要?重要?と言う内容も多いです。

これは小さい企業より、中堅から大きな組織になればなるほど多くなり
社内で関連する人、組織が増えれば増えるほど段取、調整仕事が増えて来ます。

言うなれば、社内調整(外向けと言うより内向き)の社内政治向けのお仕事です。
もう一つが、上位(外部含む)組織からの依頼事項、行政手続き、申請内容や親会社や
取引先からの要望事項…

決して不要とは申しませんが
何かとチェック事項や、上司説得用の資料、紙情報の転記、転記情報の紙化
繰返しの確認作業、チェックのためのチェック作業、社内の承認体制

あげるとキリが無さそうです。
ひとつひとつを例に挙げて、改善を行うのは非常に非効率ではありますが
どこかで手を打たねば「効率重視」と言う声掛けも虚しくなります。

誰の責任で誰がメスを入れるか?

結局は誰かがメスを入れないと解決出来る問題ではありません。
もちろん自然淘汰にも期待はできません、増えることはあっても減ることはないので。

責任の明確化

実際はここに尽きますが、実は誰も責任を取りたくないと言う本音があり
制度や規制であればより厳しい方へ、それが長年積み上げられ蓄積し
結果、前に決めた内容の妥当性など関係無く
増える方向へ進みチェック項目ばかりが増える悪循環です。

ここは一度立ち返り「妥当性評価や必要性」を議論すべきですが
忙しさを理由に見て見ぬ振りをして結果、仕事が増えている矛盾に気付かず
結果「現場の疲弊」や「人員不足」と本質と違う方ばかりに進みます。

事例が漠然としてしまいますが、これは政治の世界から行政手続きや
社内に目を向けても同じ様子です。
面倒なこと(調整)を後回しにして目先の業務に対してデジタル化やDX議論
と続き、何やらややこしい仕組みが増産しているのも現在地点であります。

誰かがメスを入れる

結局は誰かがメスを入れないとなりませんが
やはりそこには軋轢や利害関係者がいるために、結構厄介です。
正論パンチを入れようとしても、様々な理屈の前に時間ばかりを浪費し
いつしか流される側になり、その結果改革や改善の芽が摘まれることになります。

でも、嘆いていても仕方ありません。
SNSやネットの力で政治や行政が動かざる得ない状況が作れたように
世論を味方につけて、ひとつひとつ解決して行くしか方法はありません。

少し話が飛躍してしまいますが。
日本が約30年以上賃金上昇が停滞して国民も諦めかけて政治不審に陥りかけていた時に
何かのキッカケを与えてくれて、国民ひとりひとりの意見も大きな岩を動かす力にもなり得る
こんな思いに気付かせてくれた昨今の政治情勢やネット民衆…
このような手法が何かの変化を作り出してくれるパワーになるのかも
停滞した皆んなの意識に対して、前を向くマインドチェンジもありと

この辺にヒントがありそうです。
理不尽を理不尽と言える環境が出来上がり
その理不尽に対して前向きに捉える議論出来る民主世論が形成され
解決の糸口になればと願って止みません。

具体的内容(理不尽内容)には言及しておりませんが
自身のお仕事をもう一度見直して見ることで色々見えて来ると思います。
ひとつひとつ片付けて行きたいですね。