AI情報が話題になればなるほど「AIでなくなる仕事」と
キャッチーな話題で大衆を煽りますが
大方はあっているような、ピントがずれているようなそんなモヤモヤ感です。
少し業態を整理して考えて見ようと思います。

前回は「バックオフィス 業務のAI統合」について書きました。
全企業の共通項として利便性を求めAI統合化が期待されます。

AIによって無くなる仕事「システム開発」企業の基幹システム

今回は結構難しい課題ではありますが企業の基幹システムはAIにより代替出来るか
こんな目線で考えてみます。

ここはまさに業態によってかなり異なるので一括りにするのは無理があります。
なのでここでの議論対象は一般的に言う「ものづくり製造業」をイメージしてください。

先ずは一般的な「製造業」の定義をChatGPTにたずねます。

製造業は、物理的な製品や商品を製造する産業のことを指します。これには、自動車、電子機器、食品、
衣料品などの製造が含まれます。製造業は、原材料や部品を受け取り、それらを加工、組み立て、仕上げて、
最終製品を生産します。製造業は、工場や生産施設で生産活動を行い、機械や技術を用いて生産プロセスを
管理します。

ChatGPTによる回答

基本は顧客からの要求に対して製品提供を行う業種であります。
これは全業種に関わらず同じ形態になるのは理解できます。

その中で、産業別があり、完成品製造、部品製造などの組立てがあり
原材料など供給先もあり、多品種大量生産、少品種少量生産など組み合わされるので複雑化します。

なのでここでは、細かな組み合わせでは無く
上流から下流までをイメージして細分化してみます。

・顧客からの要望(図面や仕様)
・要望に対して見積り提示、受注(仕様から見積り展開)
・受注仕様に対しての社内展開

部材発注、工数(人、設備能力)、スケジュール、PRJ化
・製造準備
部材発注、外注手配、納期、材料在庫確認
・製造加工(製造方法は各々)
進捗管理、品質管理(検査)、部材管理、設備保守
・製品完成
品質保証、配送、各種伝表処理、入金、予実管理

かなりざっくりではありますが、大方イメージ出来ると思います。
ここまで細分化出来ると何らかの共通項は見出せませんか?
「何も見出せない」と言う方はここから離脱して下さい。

共通項は見出せた方としても、ひとつ腑に落ちない部分は
製造方法にあろうかと思います(勝手に判断)
製造業と括ってはみても
部品加工業、材料製造業、完成品製造、建設業、加工用治具製造
生産方法としての
多品種大量、少品種大量などの大手、少品種少量、多品種少量の中小
工程(処理フロー)の長さ
単一加工、完成品までのライン加工

あげればキリが無いですが、改めて基本に立ち返り
業種業態、製造方法は違っても
顧客要望(Input)に対し対応品提供(Output)は一緒です

ここから俯瞰視して考えて見ましょう。

もう少し飛躍して考えた場合、経営者や技術者が他の業種(製造業)に移動した場合
技術的条件は違いますが求める「I/O」は一緒では無いですか?

その辺から整理してみると、多少の企業毎のこだわりは一歩譲っても
結構な部分で共通項(共通の仕組み)の流用は可能では無いですか?

ここが現時点で求める本質です。

先ずは、各社オリジナルの仕組みは本当に必要ですか?
個々のこだわりは俯瞰視点で見た場合に本当に重要な内容ですか?
効率化観点やDX改善などの共通化を阻害してまでそのこだわりは必要ですか?

と、ここでは回答は求めませんが、この考え方に賛同していただけた方は
システムの統合化(汎用化)は理解していただけると信じます。

その結果、前回までに何度かお伝えしていますが
「AIによるシステム開発」では無く「AIによるシステム代替」の発想になります。
ここからは少し妄想ですが
・要求図面に対して過去のビッグデータから、部品材料、加工、予算まで展開
見積り提示、社内展開
・展開部品、材料の発注から加工外注依頼までを自動処理
納期、納品、支払いまで完結
・社内設計、技術部門への情報提供

ここは各社ノウハウもあるのでAI補佐とDX推進
・製造作業
製造方法により管理システム選択(汎用品をベースに)
・製品完成
発送手配、請求管理、予実管理

部分部分を整理すると共通項は見えてきませんか?
共通項が見えて来たら、先ずは汎用製品(既存システム)を流用して活用
汎用化システムが確立出来た段階で各種システムをAI置換
大量の過去情報(ビッグデータ)を与えて、条件を提示すると解決策を提示
こんな所に落ち着きそうです。

まだ妄想の範囲を超えていませんが、この様な方向性を目指して
足並みを揃える事は重要です。
「うちは他社とは違い専門性が高いから」とマウント取るのでは無く
「固有技術はマウント(コア)」でも良いですが
「共通性の高い処理(ノンコア)」
に関しては是非とも取り入れて行きたいですね。

一緒に熱く語れる同士を求めます。