「まちの総務」を通じて
多くの企業さまの総務人事担当者の方とお話しする機会が多いです。

特に採用活動に関してのディスカッションをする中
「どんな方の募集を期待していますか?」との問い掛けで大多数を占めるのが

  • 元気なあいさつの出来る方
  • コミュニケーションが取れる方

先ず第一声に出て来るのがこの辺の社交性の部分です。

社会人として会社の顔になる訳ですので、会社内部でもそうですが
社外の取引先との関係性は最重要になると言う事ですよね。
特に第一印象は(相手を不快にさせない)は大切な内容になります。

私自身がお仕事柄なのか?多少特殊なのかはわかりませんが
特にIT系のオタク気質の方は…実はこれらの社交性が苦手な方が多いです。

  • 出来る限り他人とは会いたくないww
  • 出来ればリモートベースでお会いしたい
  • 直の会話よりもテキストベースで会話したい

これらは性格にもよるかもですが、私の周りには比較的多い印象です。
では、このような方は会社では求められていないのか?

ここが結構ポイントになります。
求められる職種にもよるのでこれは結構悩ましい内容です。

ここからは私の経験なので一概に言えませんが、参考までに
企業さまの研修も行わせていただく機会も多いです。
その中で経営層管理職向け、中堅社員向け、新人向けなどありますが
研修の中でチーム演習を行いますが、その際にもちろん各自の個性が見えてきます。
※完全なる個人的主観ですいません

一見、積極的に意見を言い前向きな方は意外ですがあまり深くありません(印象です)
そんな中でも、特に発言もせずに伏せぎがちの方がたまに言う「一言」が深かったりします。
そんなメンバーでワークショップを終えて、経営層を前に成果発表を行うと
「えっ、あのおとなしい彼がこんな前向きな意見を」と驚かれます。
これって結構な頻度で経験します。
私にすると「してやったり」で金脈を見つけた感じです。

これって何を言いたいか分かってもらえますか?
もちろんあいさつやコミュニケーションが出来るに越した事はありません。
少し暴論にもなりますが………

「あいさつが出来る」=「優秀な人材」
とだけは言えなくなっていると言う事実です。

「はじめからあいさつが出来る人を後から優秀な人材に育てる」
のと
「はじめから優秀な人材を、後からあいさつの出来る様に教育する」
どちらの教育コストが有利ですか?

これらはあくまでも私見過ぎるので判断は難しいでしょうが
「どんな方の募集を期待していますか?」に関して
「オタク気質の方」
と言う冒険もあっても良いのかと思います。

募集に関して言えばこんな笑い話もあります。

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「まちの総務」と一緒に考えていきましょう。

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