「脱Excel」などの話題が出ておりますが
お客様からこんなご相談を受けました。
とある社内の仕組みをExcel（マクロ）を駆使して作成
しかもかなり複雑に作り込まれている様子。
データ量も多くなり、Excelでの管理も悲鳴をあげて来て
情報の共有やデータ再利用も行いたいけど良い方法はありますか？
一般的には脱Excelとしてノーコードツールの紹介になりますが
Excel自体の仕組みを確認してみると、複雑な条件から大量の入力情報
他のシステムとの連携と非常に良く器用に作り込まれております。
「ムムムム…」これと同じ仕組みをノーコードツール（kintone）などに
置換検討した場合、結構オーバーアクションになります。
置換出来ない事もないでしょうが、結構な作り込み作業が発生して
クラウド型ノーコードツールを駆使したとしても
「脱Excel」の課題である「属人化、継承制」の問題は解決できません。
Excel自体では、アクセスコントロールやデータマージ諸々
確かにアプリケーション開発に近い、結構なオリジナル仕様での自由度があります。
だから故の「属人化」も進む訳です。
Excelで出来た事をkintoneでも実装可能だよね？と問われても
解答は「？？？」「ちょっと難しいかな」になりそうです。
ではどうするか？
お互いの仕組みを理解して良い所取りが一つの解になりそうです。
フロント側（インプット）にExcelを活用して、データ書庫（DBMS）としてkintoneを活用
簡易アウトプットはkintone、複雑な処理は専用システム連携又はExcelで行う
入出力画面周りはExcelを活用しDBとしてkintoneを活用して連携
応用が必要で複雑な処理についてはExcel、データ共有（DBMS）としてkintoneを活用
お互いの強み弱みを生かすイメージです。
まだ具体的には利用した経験はありませんが、データをCSV形式でインポート、エクスポートでは
無く外部のプラグインで実現が出来そうな感じです。
しっかりデータフォーマットを合わせる事で実装も出来そうです。
少し情報収集しながら最適解を探ってみます。