DX話題にフォーカスして情報を集めておりますが。
少しデリケートな内容に言及してみます。
結構内容的には差別(区別)的で炎上の可能性もありますが
「この様な考え方もあるよね」程度にカッカせずにお付き合い下さい。

表題的には「融通が効かない人が進化を阻む」です。
非常に言い難い内容ですが事実です。

一般例と身近な例を見てみます。
行政側課題
地方行政の課題に中に「高齢者、過疎地(人口減少)」問題もあります。
この対応策に全国の自治体も頭を悩ませ、補助金や助成金、様々な施策を
「地域課題」として取り上げています。

これは言葉を選ばずに言うと「行政の平等サービスの盲点」になります。
行政の進め方の中には「平等」と言う原則があります。
岸田内閣の方針の中にも「誰一人取り残さないデジタル実装」を掲げています。
この考え方は大切ですし、生きる権利もあるので非常に重要と思いながらも
改めて平等を定義して見ます。

平等主義とは、特定の資格・能力・責任・義務を有する範疇内の人間達
もしくは全ての人間(万人)が、法的・政治的・経済的・社会的に公平・同等に
扱われるようになることを志向する思想・信条・主張のこと。

Wikipedia

ここを否定する気持ちは1ミリもありません。
しかし、平等をマイノリティ(少数派)とマジョリティ(多数派)に置き換えます。

①少数派は多数派に合わせて平等化する
②少数派意見も尊重して多数派意見を平等化する

数値的な観点から
①で有れば100点の改善になりますが②になると50点もしくはもっと下がります。

言いたいことが伝わりますか

極論から申しますと。
田舎町の過疎地帯(山奥)に一軒だけ一人で生活している高齢者がいます。
この方に「町に引っ越して」というのは簡単ですが、土地への愛着があり
頑なに「今の場所」にこだわっているとします。高齢で車も運転出来ない

その際に行政としても、地域住人として「平等性」を問われます。
医療の問題、インフラ整備諸々です。
この税金はまちに住んでいる方と「平等」です。

デジタル化も同じです。
どんな便利に行政サービスを進めても「一部の高齢者」「デジタル嫌い(苦手)」
の方はいつの時代にも一定数います。
その昔、学校のPTAでも同様の問題があり、学校からの連絡を「紙」から「電子メール」
に変更して大量の紙(毎回の生徒分印刷)を廃止して合理化したい。
最近ではスマホ携帯の普及率も上がりメール化も進んでいますが
少し前は数名のメール無し(嫌い)の方のお陰で紙配布が無くなりませんでした。

もう一つ誤解を恐れずに(怒られそうですが)
スマホが一定数の導入をしていても頑なにガラケー派もいます。
これは一見、個人のこだわりであまり周りに迷惑をかけていないようですが
実はその裏では「生産を辞められない企業」「サービスを辞められない企業」
があると言う発想に至りません。
個人のこだわりで企業の発展(大きく捉えると日本の発展)を遅らせている可能性もある問題です。

これらの課題は個人の問題ですが
企業に目を向けると同じような課題が山積みです。

過去のトラウマや経験が邪魔をして企業DXを阻む
前例主義や変化を好まない方も一定数以上おります。
もっと言うと、今やっている内容に疑問すら感じない方々も多いです。

分かり易い例としては、河野元行革大臣の行った「脱ハンコ」などは典型です。
議論しても変われなかった、変わろうとしなかった圧力に真っ向から挑んだ
影響力のある大物の一言で大きく前進。

「DXは何をするかでは無く、誰を巻き込むか?」
と結構深い内容になりますが大事な気付きになれば幸いです。

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