企業向けのDXサポートやDX系のセミナーネタを調べたりしている中
企業における「DXの進め方」の共通項が見えて来たので共有します。
DX案件だけでは無いですが
多くの皆さん「思い込み」で物事を進める傾向があり
物事の事実をしっかりと把握しないで感覚で「判断」したりして
その「結果測定」を曖昧にして進む傾向があります。
「事実の把握」の分析
それが「事実の把握」の事実分析になります。
この事実確認(証拠データ)をおろそかにするために「本質」を見失います。
例えばですが「ムダの排除」「忙しい」を感覚的に表現していませんか?
しっかりとデータ取りを行い、そのデータに仮説を立てて分析し
データに裏付けされた「事実(ファクト)」が明確になると
説得力も増し、その結果次の施策が打ちやすくなります。
しかし多くの企業や担当は日々の業務に忙殺されて
腰を据えての分析などに力を入れておりません。
「忙しい」と言う事実だけで本質部分まで見えてきておりません。
なので解決策が見出せずにストレスや不満ばかりたまります。
次に重要なのは
「分析事実」からの仮説立てで方向性の決定
分析の次にこの部分も多くの企業で見過ごされております。
具体的内容はそれぞれ違うので、ここでは一般論になりますが
分析事実からの方向性は3つに分類します。
- 合理化の範囲を明確にする(IT化事案)
- DX化出来ないか議論
- 方向性を決定して動かす
先ずは目先のムダを洗い出し①合理化議論②DX議論③方向性をしっかり進める
これを細かく説明します。
・合理化の範囲を明確にする(IT化事案)
データ分析で必要なのは「コア/ノンコア」「業務ボリューム」の洗い出ししです。
担当者の業務ボリューム確認や仕事の質分析。
顧客データの細分化やパレード図による重要度や優先度の把握
この事実確認が出来れば、どこを合理化ターゲットにするか明確です。
業務で有ればノンコア業務、業務ボリュームで有れば優先度の決定
この部分の合理化や自動化議論を徹底的に行います。
ここまではDX化では無く、IT化議論です
・DX化出来ないか議論
上記で明確になった対象を経営層交えて規制改革出来ないか?
その業務自体を無くせないか?統合出来ないか?代替え出来ないか?を考えます。
出来る限りDXして残った部分をIT化や外注化を考えます。
・方向性を決定して動かす
ここまで見えて来れば後は実行するだけです。
事実に基づいてですので上長説得も効果測定も簡単です。
必要な工数や費用の説得もしやすいです。
ゴールも見えていますので具体的に進みやすくなります。
一見遠回りの様に見えますが、この作業は鉄板です。
システムコンサルなら常に同様の動きを行い
事実データに基づいてお話を行って関係者合意を得て進みます。
これはシステムコンサルの進め方セオリーではありますが
実務担当者はこれらの分析が苦手です
そもそも日々の業務に追われて分析している暇もありません。
なのでグチや不満はたまりますが、事実データ無く思い込みで上司に懇願しますが
説得力(事実データ無し)に欠けるのであまり聞く耳持ってもらえません。
これが重なり関係が悪化したり、改善意欲もなくなり非効率のお仕事がなくなりません。
この解決はいかに?第三者に委ねる
悲しい現実ですが、凝り固まった業務や人間関係の修復は内部の人間では絶対にムリです。
この部分の解決策は「利害の無い第三者」しかおりません。
経営層にも担当者にも忖度せずに、事実(ファクト)でお話をして
その事実を元に仮説を立てて改善or改革を提案して「皆の納得」を得て変革を進めます。
この「皆の納得」と言うのが重要になります。
経営層も上長も担当者もそれぞれの合意形成が出来ればしめたモノです。
後は業務命令で形にするだけです、経営層は費用を算段するだけです。
内容的には漠然としてはいますが、全職種全企業に当てはまる内容です。
最初の一歩の「データ分析業務」を得意としております。(データオタクです)
是非ともお声かけ下さい、お力にならせていただきます。
半年単位の契約で進めさせていただきます。
ーPRー