少し仰々しいタイトルになりましたが
私自身も多くの外国旅行をして来た中や現在にお仕事の中で感じる内容です。

国際社会の一員としては他国の文化を「リスペクト」しましょうは共通の理解です。
しかしながら「豪に入れば郷に従え」と言う言葉もあります。

少し話題になりました「サッカーワールドカップ会場での日本サポーターが
会場のゴミ清掃を行い世界中から称賛」それに対する「ゴミを拾う人の仕事を
奪っている 文化を理解していない」的な反論

多様性文化の理解とその土地(国)ならではの文化の押し付けは簡単には解決出来ません。

身近な事例で、多くの外国人の人材派遣を行う会社のお話です。

日本の企業文化的に「身だしなみ」は結構重要視されますよね。
特にお客様と接するお仕事などで無精髭などはご法度感はあります。
(最近は少しづつ本人重視に変わっては来ていますが)

ここに他国の文化が入る必要が有った場合
その外国人のお国の文化は「ヒゲはその人のアイデンティティ」だとします。
しかし日本で働く場合は「豪に入れば郷に従え」がルールです。
当然、ヒゲを生やしての受けれなど出来ません。
その場合はやも無く受け入れてもらうしか仕方ありません。

でもその様なお国の方々は基本ヒゲか濃いです。
朝ヒゲを剃っても夕方にはボサボサです、1日剃り忘れただけでも結構目立つほどに
ヒゲは伸びます。

そんな時に起こりうる問題が
「派遣先企業担当者からのヒゲクレームです」
基本は毎日剃って出勤が基本ですが、それも個人のアイデンティティを覆しての
苦渋の判断の中で

こんなクレームを仲介するのも人材派遣会社の大切な役割です。
もちろんクレームですからルールを遵守させる事は重要です

しかしルールルールと縛って行くと、本人の我慢の限界もこえる時があります。
「ここまで細かく指示されるのは不愉快」
こんな一見些細な内容ですが、個人にしてみると、国家間の問題にしてみると
「多様性文化やアイデンティティ」の問題にまで発展します。

もちろん解決策はあるでしょう。
お互いの理解や妥協点も探る必要はあります。
今後益々、外国人旅行者や外国人労働者も増えて行くでしょう。
多文化共生の議論は大きくなって行くと思います。

-PR-