前回は組織単位と言う枠組みでは無く、バックオフィス業務に対して企業毎では無く
企業間で同様の仕組みで行う事で、システム化推奨したり属人化を避けて行きましょうの
考え方についての「バックオフィスSYSの横串導入どうするか」を提示しました。

プログラム民主化の次に来るもの①人員不足の対応策はBPO

今回のテーマはもう一歩進めて「プログラム民主化」の先には何があるのか?
について解説して見ます。

プログラム民主化として共通項のあるアプリ系が「SaaSアプリ」などで
格安でお手軽に導入出来る環境が整って来ました。

これを逆説的に考えると
「やっぱりバックオフィス系の業務は各社同じ仕組みで良いよね」
と基本的な部分に帰結します。

各企業が声を揃えて言う内容に「人員不足」

そこから企業が抱える課題に落とし込みます。
各企業が声を揃えて言う内容に「人員不足」があります。
人員が潤沢にいる大企業でも同様です、中堅、小規模事業になればもっと顕著です。
少ない事務員でバックオフィス業務を行なっており少人数で「属人化」している所も多いでしょう。

この解決策として
「プログラム民主化の次に来るもの 人員不足の対応策はBPO」になります。

改めて細かく説明しますと
企業規模大小に関わらず、総務系業務(人事、経理、購買諸々)は企業活動では必要なお仕事で
必ず社内には人材配置しております。

特に小中規模の企業の場合は兼任であったり、1人の専任で行なっている可能性も高いです。
そうなると「人員不足、属人化、継承課題」にぶつかり中々解決の糸口が見つかりません。

そんな時は「外部に頼みましょう」がこれからのトレンドになりそうです。

海外や裕福層の家庭をイメージして下さい。
家庭でにバックオフィスに変わる家事などは、お手伝いさんなどに外注している所もありますね。
今までは裕福層の贅沢と考えられておりましたが
最近では家事代行業などがカジュアルに活用出来て、共働き家族などに徐々に浸透しはじめて
来ているようです。

これの中小企業版がBPO※とご判断下さい。

BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは
BPOとは、企業活動における業務プロセスの一部を一括して専門業者に外部委託することです。

BPOは家庭であれば裕福層である大企業などではかなり昔から活用されている内容ですが
規模や予算の関係上で一般家庭と同様に中小企業では馴染みの無い状況でした。

「弊社の規模では外部に委託するレベルでは無いよ」
「外部に委託して個人情報が流れるのが嫌だよ」
「既に社員がいるのに費用を外部流出するのは嫌だよ」

こんな刷り込みもあろうかと思い、進んでいなかった事も事実です。

しかし、近年少しずつ環境や考え方も変化して来て
「自社内では強みに専念」
「ノンコア業務は外部に委託」

こんな流れに変わって来ています
特にスタートアップ企業などでは強みに専念するためにバックオフィス系は初めから
BPOを使っている企業も出て来ているようです。

このような流れが、中小製造業にも流用出来て来れば
「自社の社員は自社のコア業務に専念して最大効率化を目指す」
その結果、先ずは既存業務での人員不足と属人化は解消出来そうです。

イメージ湧きますか?
その次の課題は経営者に意識が変われるか?
マインドチェンジ出来るかがポイントになりそうです。

次回に続きます。