結局の所、契約書とは想定出来ない事は「双方の協議で」で濁らして
想定出来そうな事を思いつくままに羅列したのが
現在の契約書です。

これは規制と一緒で一旦増えたものを緩和(規制緩和)するのは難しい
ルールを作るのは簡単、撤廃は誰にも出来ないこんな闇を抱えています。

そんな契約書で契約内容が活かせなかった事例です

前職時に隣国との商品取引契約で
精密機器商品を梱包(梱包前に外観検査済)して出荷した際に
受取側の明らかな瑕疵責任がある内容(商品開梱後に付いた不具合)にも関わらず
出荷側の責任と譲らない隣国の担当者

もちろん出荷側の我々も一歩も引かないままの攻防戦です。
この際の問題点は?
出荷側の出荷責任、受取側側の受取責任
もう一つややこしくする運送中の責任(船便などで有れば複雑怪奇)
その場合の保険はどちらが入るのか?中々そこまでは想定出来ませんでした。

折角の海外展開(為替込みでも格安に販売したい思惑)に水を注します。
お互い平行線のまま号を煮やした中間の代理店が「今回は我が社が責任を」
と言った瞬間に「受取側」担当はガッツポーズです。
これ以降、何かと不具合がある度に代理店に責任を押し付け責任回避をした
と言う図太い隣国担当者との事例でした。

実際、ここまでの内容を契約書まで記載するのは難しいです。
契約書に事細かく列記するなら保険に入った方が早かったりします。
この辺も契約書(文書でどこまでの範囲を網羅するか)は正解がありません。

そこで疑問符が冒頭の
想定出来そうな事を思いつくままに羅列したのが現在の契約書です。

想定出来そうな内容をダラダラ羅列………

ここに言及したいのが本丸の契約書DXになります。
この分野の専門家ではないので法律的な縛りはわかりませんが

逆に専門家だからこそ超えられない壁もあるのかもです。
そうなると、第三者のよそ者、バカ者、若者で改革するしかありません。
数ページに及ぶ、回りくどい文言を絞って絞って
本質論だけに絞って最低限の決め事(1ページ)以内に収めたい
もっと言うと何か違う内容に置き換えや廃止出来ないか?

もう少し知恵や大胆なアイディアが必要ですね。
契約書DXを誰か一緒に議論して下さい。

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