職業柄「専門家」と言われる人と出会う機会も多く
専門家の頭の中(思考)に非常に興味があります。

中でもセンスとか個性が出やすい専門家に
「デザイナー」と言うのがあります。
広義な意味でのデザイナーはファッション、建築、Web、ロゴ、ポップと様々ですが
今回はポップやWeb、ロゴデザイナーにフォーカスしてみます。

「デザイナーは特殊な能力で斬新なヒラメキ力を持っている」
こんなイメージ持っていないですか?
私自身は思っていました。

しかし、多くのデザイナーの方とお会いする中
少しだけ違う側面を見せて頂きました。

デザインをする上で「特殊な能力や斬新なヒラメキ」はほんの一部との事
確かに、その都度ヒラメキを求めていては
デザイン品質にバラツキも出て、良い時と悪い時があると
デザイナーとしては???マークになります。

そうですよね、デザインを依頼する方からすると「悪い時」
運悪く当たると最悪で次回から依頼もしません。

そうなると最初の表現は間違っている様です。
本質の所は、基礎的な技術やデザインセオリーと言う知識があり
また多くの作品からインスパイアしたり経験から成せる技の様です。

その上で、最後に「個人のオリジナル」を最期のスパイスとして盛り込む
こんな感じの様です。

あくまでも圧倒的な基礎知識に成り立った専門家になります。
もう少しお話の中で突っ込んで見ると
色合い、間合い、間隔、遊び…と色々と学ぶ事も多いですが

一番大事なのは「いかにマイナスするか」
これが一番大切との事でした。

確かに素人はアレコレ盛り込みたくなりますよね
しかしデザイナーは経験上、出来るだけ「ひき算」の思考で進める様です。

専門家とは基礎技術に基づいた「ひき算」が出来る人
と勝手に定義して見ました。