お客様訪問インタビュー
インタビュー:森産業株式会社(群馬県桐生市西久方町1-2-23)
桐生工場 工場長 松本さま
研修内容: ポリテクセンター群馬の生産性向上支援訓練
「ものづくりの仕事のしくみと生産性向上」
研修時間 11時間(5回コース)
先ずは御社の説明をお願いします。
群馬県桐生市で「きのこ種菌 開発・栽培・食品・流通」を行う会社です。
世界一を誇るきのこの遺伝資源をもとに研究開発に専心し、基礎研究部門はもちろん事業ごとに研究開発部門を設置して、日々、新製品の開発に取り組んでいます。
今回、社員研修制度に申し込まれた理由は何ですか?
きのこ種菌栽培の工場部門の担当者向けに、生産性を上げるための意識向上ができればとの思いです。
技術研究に取り組んでいるせいか、どちらかというと職人気質のメンバーが多いため、ものづくりへの興味は強いのですが
改善をしたり、チームで意見を言い合う環境が弱く、将来の管理職へ成長させる方法を考えていた際に、本研修制度のパンフレットを目にして興味を持ち、問い合わせました。
研修を受ける前はどのような印象でしたか?
私自身は、情報収集や研修等には積極的に参加する方でしたが、なかなか社員向けの丁度良い研修というのが見つかりませんでした。
この研修は、会社に出向いていただき、オリジナルの研修ができるということで非常に良いと感じました。
実際の研修を受けての感想は?
年齢や立場の違いから、メンバーとの距離感をつかむのが難しく、なかなか本音で言えないこともあり、お互いが先入観を持って接してしまう傾向がありました。
「仕事に対しての積極性が足りないのではないか」「目の前の課題があっても、改善の意欲を出してくれない」・・・
しかし、これは結果的に自分の思い過ごしであったと、後になって気付きます。
研修最終日の成果発表プレゼンを見た感想は?
まさに衝撃的でした・・・
今までの自分の社員へ対しての思い込みや先入観が大きく覆りました。
・多くの改善意識や、自身の業務への強い信念
・声は小さいけど確たる思い
・他人を思いやる意識
研修の中の短い時間ではありましたが、参加者の「やる気スイッチ」を押していただき、個々のポテンシャルを引き出していただきました。
今回の研修制度についてどのように評価しますか?
生産性向上というテーマについての基礎知識はもちろんのこと、マニュアル的な座学講習ではなく、講師と一緒に直接現場に出向き、工場診断をし、自身の課題抽出をしながら改善案まで落とし込んでいくロールプレイング方式の演習は、実践的で非常に有効と感じました。
今回学んだ知識を、次は参加者が自ら指導者となり、他の社員やパートのメンバーに伝授していけたらより良いと思いました。
最後に一言お願いします
自社内の課題は、本来自分たちでカイゼンするのが普通ですが、逆に自分達では当たりまえすぎて見えないことも、見方の違う第三者のアドバイスは非常に有効と思いました。
又、その中でも元企業OBという先輩の経験談は非常に参考になり、良きアドバイザーとして大変ありがたかったです。
今後とも、ご相談させていただける関係を続けていければと思います。
講師からのアドバイス
生産性向上支援訓練の実施機関として、CommStepLLC所属の担当講師が務めさせていただきました。
今回の参加者は、元々ポテンシャルの高い社員さまでしたが、比較的シャイな方が多かったようで、初回は目線も合わせていただけず少し心配しましたが、回を重ねる中で目の色が変わっていくのが実感できました。
少年野球に例えると、私はバッターが打ち易い場所へボールをトスしただけで、良い結果を生み出したのは受講者です。
今後も継続して、ヒットを生み出してください。
研修プレゼンの模様
*人とプレゼン内容に付きましては特定出来ない様モザイク処理をしてあります。
該当の生産性向上支援訓練につきましてはポリテクセンター群馬に問い合わせをお願いいたします。