Facebookを活用している人なら、最近よく見かける宣伝キーワード
「Workplace by Facebook」

調べたらFacebookが2016年10月にリリースしたビジネス向けSNSでした
かなり昔ですが一気に広告攻勢をかけてきた感じです。

Facebook社が満を持してビジネス界に殴り込みをかけてきた製品です。

Facebookを使用している方は、Facebookの情報共有性、メッセンジャー 等々
タイムラインの利便性(逆に不便も含め)

便利に楽しく使っていると思います。

同様の仕組みでビジネス活用(クローズド環境内)したいと思った方も多いと思います。

同じような製品でクラウド型社内情報共有SNS – Chatter(チャター) – セールスフォース社製と言うツールもあり、弊社も便利に使っていました(最近は使ってないですが)

Facebookを便利に使いこなしている方は
この機能がお仕事(グループ活動)に使えたら便利と思っている方は
少なくないと思っておりました。

そこは天下のFacebookさん、見逃すはずが無いですよね。

そこで登場したのが「Workplace by Facebook」になります。
機能は言わずもがなです

個人アカウントとは別に(画面も別ですが)
Facebookの顔を持った、法人アカウントでクローズド環境でスマホなりPCで
情報共有ができる仕組みがリリースされたと言うことです。

機能的には・・・ページを見て頂く方がよいですが

「Workplace by Facebook」

グループ内アンケートにより社内の問題に対する意見をすばやく把握

Workplaceチャットのボットにより、給与支払い、福利厚生、オリエンテーションの手続きをスピーディかつ簡便に
ライブ動画、オンラインセミナー、記事をシェアしてトレーニングを効率化
会社間グループを使って新入社員とチームの連携を促進
ニュースフィードでは各社員の投稿にリアクションやGIFですばやく反応を返せる

基本、Facebookの内容に組織文化の内容を加味した感じのようです。
そこでもう一歩すごいところは

セールスフォース社製の Chatter(チャター)にも共通する所ですが
「Workplace by Facebook」をプラットフォームとして抑えておけば

他社の合理化ツール(今後いっぱい増えるでしょう)
請求書出力フォーム印刷

紹介ページからの抜粋
Workplaceを利用することで導入済みの業務ツールの活用も促されます。まさに一石二鳥です。
・簡単デプロイでプロビジョニングはワンクリック、シングルサインオンに対応
・導入済みの業務ツールとリンク
・統合ディレクトリで新しいアプリを発見
・Workplaceサービスパートナーとともにカスタム統合機能を開発

小さな会社のプラットフォームでは、パートナー企業も限定的でしょうが
そこは天下のFacebook(何度言うんだww)

規模とユーザー数のスケールメリットで多くのパートナーが名乗りを上げるでしょうから
使えば使うほど便利な機能(しかも格安)で提供される、活用できる ことは間違いないでしょう。

当然、世界的なグローバル顧客を持つ「Facebook社プレゼンツ」ですから
自動翻訳などもお手の物
サーバーの容量なんてのも気にする必要なし、動画マニュアルをガンガン上げましょう。

当然、心配されるセキュリティー
これは自分(自社)でやるか、専門部隊で管理するプロに委ねるか?
ご判断はお任せします。

企業でも積極的に使うべきです・・

とここまでは良いことずくめの宣伝文句ですが
ネガティブなところもあります。

先ずは一番先に思いつくのは

そもそもFacebookはサラリーマンの方は好んで使わない傾向があります。
Facebookだけでなく、SNS全般として実名を出してまで使わず。
ROM専用か匿名アカウントでの利用が多いです。

これは、企業のIT化セミナー等など通じた実感です。

そのような企業人にFacebook(そもそもSNS)が受け入れてもらえるか?

メールは浸透していますが、Facebookのタイムラインやチャットの便利さを理解してもらえるか?

SNSに懐疑的な文化の方々に受け入れてもらえるか?

特に大手企業などは、SNS事態を禁止している会社も多々あります。
これは大手だけに限った事ではなく、中小企業も同様です。

いまだに、クラウド化議論でさえもタブー文化の多い、特に地方の企業
成果や効果を真正面からぶつけても、経営判断やネガティブ意見でSTOPが掛かりそうな気がします。

これは理屈では解決できない根深い闇ですww

しかし、お堅い企業体質以外のベンチャー系や経営トップがすでにSNSを使いこなしていて
便利さや使いやすさを感じている企業は導入が早いかもですね。

これも良くも悪くも日本人の奥ゆかしさ・・・
事例が重なり、隣が使いだすと一気に浸透するでしょうね。

そうなると同様の会社(プラットフォーム会社)に取ってはFacebookは脅威ですね。

根付くのに4,5年は掛かりそうですが、この分野は独り勝ちしそうな予感です。

今からであれば、プラットフォームは「Facebookに乗っかり」
その中で動くパートナー企業がざわつきますね。

巷で沸騰キーワードの「RPA」なども
知らない、どこかの高い製品(便利かもしれませんが)よりも
知名度と規模の原理で「Facebook傘下のツールを選択した方が良い」と感じるでしょう。

また、今後はソフトウエアパートナー企業だけでなく、

導入コンサルを行う、パートナー企業
そのうちFacebookパートナー認定制度的な集金回収モデルが出来販売代理店活動も活発化しそうです。
多分、リコーさんあたりは名乗りを上げている可能性大(もう上げているかも)

マイクロソフト社と組んで「Office365」なども入り込むかも
セールスフォース社のパートナー企業も鞍替えするかも・・・

いずれにしても目が離せないですね。

四の五の言わずに、柔軟に試せる会社が伸びていくのは間違いないでしょうね。