IoT言う言葉が「バズワード」では有ります。
「IoTケーススタディ研究会」を発足させてお客様とのコミュニケーションから得た情報を元に考察してみます。

IoTを一括りで語ると混乱を招きます。
そうで無くても概念で語られやすいバズワードですからね。

ここではビニールハウス系(管理栽培)農業系IoT活動に関して考察します。
この分野は一歩進んで二歩下がる と言う感じです。
それぞれメーカーは散在してはいますが

まだまだ限定的で絶対的エースが現れません。

課題は明確です。

  • 個人農家が導入するにはコストが高い
  • IoT導入してもデータ活用が限定的
  • メーカーからすると個別農家対応なのでコストがあわない

これだけ農業ITとかIoTと騒がれているのにこの状況は不思議では無いですか?

でも安心して下さい、明快な打開策は有ります。
以前から唱えていますが「IoT情報資本主義社会」の考え方になります。

  • 生産者さんにはセンサー付きIoTは無償で提供
  • 個人特定情報は除いてデータ提供を頂く
  • 地域、年月を超えたIot環境ビッグデータを官学連携で実験データと実圃場データと掛け合わせて分析
  • 地域や季節環境に合わせた環境制御プログラムを販売
  • 農家さんはその環境制御プログラムを使用し環境管理は機械に任せて生産活動に専念

このデータは生産者さんだけでは無く

  • サプライヤーにも提供し出荷調整時期や産地リレー出荷体制の情報として活用。
  • 生産者情報と合わせる事で、生産品トレーサビリティにも活用可能。

様々な障害はあろうかと思いますが、この分野まで進まないと
農業系IoTの本質価値には迫りません。

閉鎖的な世界では有りますが、ライバルは他人では無く食料問題です。
こんな生産者とスポンサー企業経営者と出逢いたいですね。
農業系IoTに付いては並々ならぬ(笑)想いがありますので
ゆっくり語りましょう。

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