IoT言う言葉が「バズワード」では有りますが、実際の動きは微動です。

「IoTケーススタディ研究会」を発足させてお客様とのコミュニケーションから得た情報を元に考察してみます。

企業の事例をベースにお話しします。

まだまだ中小企業では自前サーバー(オンプレミス)の会社が多いのが実情です。

オンプレミス(on-premises/自社運用/オンプレ)とは、企業の業務システムなどで、自社で用意した設備でソフトウェアなどを導入・利用すること。

これは特に古い経営者やシステム管理を経験していない方に多い傾向です。

それらの方の言い分はこうです
「大事な自社のノウハウを外部に委ねるとは何事だ」
と取り付く島もありません。

社内でのシステム担当者と経営者の長い戦いの歴史です。

理詰めでメリット、デメリットを話してもハナから信用していないから厄介です。

担当も説明を諦めて、泣く泣く日々進化する悪の権化(セキュリティ不安)と戦っています。

極端な話、一度自社サーバーが不慮の事故でトラブってくれないかと願う担当者もいるのも事実です。

そうする事で自社管理の危うさを感じて頂けるので

そんな中に、経営者からの「スマート工場化推進」司令・・・

オイオイ、オンプレミス環境で拠点間情報のやり取りもするの?ネット越しで?
担当者はシステム検討とセキュリティ対策の二重苦です。

と、これは単なる一事例では無く多くの企業でのあるあるです。
規模に限らず大手、中小企業の課題です。

大手ならそれなりのシステム運用人員やコストもかけれれますが
掛け持ち担当や老朽化システムを任された担当はたまったものでは有りません。

IoT議論以前の議論です。

では、どうやって推進するか? これは長くなるので次回に譲ります。

企業IoTで進まないオンプレミスvsクラウド議論その2