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言葉や概念だけが先行しています。

「IoT」「インダストリー4.0」「スマート工場」「ビッグデータ」

先日も「北関東で唯一 経済産業省スマートものづくり応援ツール認定企業」などと地方紙の記事にもして頂き

地域のマッチングイベントや行政主催のセミナー内でIoTデモ等積極的に宣伝と啓蒙活動中ですが。

イマイチ、現場とのギャップが否めません。

中小企業のお客様を訪問する中で徐々に疑問点が判って来ました。

【提案側】主にコンサルタントやシステム屋さん
・時代に乗り遅れるなスマート工場
・いまさら聞けないIoT
・インダストリー4.0は第四次産業革命

色々なキャッチコピーがWeb上を騒がせています
行政もコンサルタントを派遣してセミナーを開催しています。
少し混迷期だったシステム業界もここぞとばかりに色めき立ちます。

【ユーザー側】中小企業
・課題はあるが整理が付いていない
・うちのレベルでは最新技術とは程遠い
・課題とシステム解決策が一致しない

難しい概念は判るけど、現場レベルの課題はもっと小さくコアな課題です
漠然とした事例ばかりで身近な事例が無いから、イメージが掴めない。
この様な、提案側とユーザー側のギャップは埋まりそうもありません。

お互いの課題を整理すると
【提案側】システム解決方法は知っているけど、現場の具体的課題が判らない。
【ユーザー側】課題はあるけど、解決方法が判らない。

これが、現実の課題の様です。
もっと、掘り下げると【ユーザー側】は
・この様な細かい課題を相談する相手がいない
・誰に相談して良いか判らない。
・費用対効果が判らないので検討費用も出せない。

このお互いのギャップが埋まらない限り、解決策はありません。

そこでどうするか・・・・

・資金面で少し余裕がある中堅企業
・課題に対して問題解決を積極的に考えている中堅会社
・将来的にグローバル展開や新事業も考えている中堅会社

本当に小さくても良いので事例が作れればと思います。
「百聞は一見にしかず」です。

「インダストリー4.0」「スマート工場」などと大上段に構えず
一つの事例を作って見ませんか?

・古い装置(PLC)から信号を横取りして装置の稼働情報を見える化
・毎日検査をしている検査工程にPCとセンサーを繋げて自動検査を行い検査工数削減
・24H可能の装置のから信号を取り出し、異常停止したらメールで送信

こんな所からでも、事例を作る事で次への広がりのヒントが産まれます。

「IoT」「インダストリー4.0」「スマート工場」「ビッグデータ」
これらキーワードの本質はモニターでは無く、モニターしたデータの活用です。
データを活用する事に意義があり、この活用して効率化する事が目的です。

なので「IoT」は単なる手段でしかありません。
しかし、この手段無くして次のステップはあり得ません。
卵が先か鶏が先かの議論では無いですが

概念ばかりを語っていても何も進みません。
先ずは、現場の課題を教えて下さい。

そして欲張らずに、一つの「IoTモニター」事例を作りましょう。
それから、夢や将来を語りましょう。

一番大事なのは、【提案側】と【ユーザー側】が出逢う事です。
そうして一事例を作る事で、次につながると思います。